天井に本体を埋め込んで設置する天井埋め込み式エアコン。
インテリアを邪魔しない構造が注目され、近年では一般家庭向けのモデルも注目されています。
しかし、設置を検討するにあたって、寿命や買い替え時期がどれくらいか気になっている人もいるでしょう。
そこで今回は、天井埋め込み式エアコンの耐用年数や、寿命を伸ばすポイントなどを詳しく解説します。
天井埋め込み式エアコンの耐用年数は13~15年

一般的に、天井埋め込み式エアコンの耐用年数は13〜15年といわれています。
そもそも耐用年数を簡単に説明すると、使い続けられる期間のこと。
この期間はあくまでも目安で、使用環境やメンテナンスの頻度などによって変動します。
例えば、定期的な掃除や点検を行わずに長期間使い続けると、10年以内に寿命を迎える可能性もあります。
一方で、業者によるエアコンクリーニングや自宅でのメンテナンスを定期的な頻度で行えば、20年近く使える場合もあるでしょう。
天井埋め込み式エアコンの寿命を延ばすポイント

天井埋め込み式エアコンの寿命を延ばすためには、適切なメンテナンスが鍵となります。
自分でも行えるフィルター掃除の頻度・手順や、室外機周りのメンテナンスについて解説するので、実践してみてください。
適切な頻度でフィルター掃除を行う
天井埋め込み式エアコンのフィルターは、1〜2か月に1回程度の頻度で掃除するのが理想的です。
フィルターにホコリが溜まると、冷暖房効率や空気の質に大きく影響します。
以下の手順で、適切に掃除を行いましょう。
【手順】
①パネルを開け、フィルターを取り外す
②フィルターや前面パネルのホコリを掃除機で吸い取る
③大体のホコリが取れたら、浴室のシャワーで水洗いをする
④直射日光を避けて、風通しのよい場所で完全に乾燥させる
水洗いで汚れが取れない場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯を使ってもOKです。
ただし、フィルターは強くこすると破れやすいので、やさしく洗ってください。
室外機の周辺に障害物を置かない
エアコンを長持ちさせるには、室外機の通気性を確保することも重要です。
そもそも室外機は、冷房時は室内の熱を屋外に排出し、暖房時は屋外の熱を取り入れる役割を持っています。
室外機の排気口が障害物で塞がれると、熱交換の効率が悪くなり、気体を圧縮して熱に変換するコンプレッサーに負荷がかかってしまいます。
室外機の前に植木鉢やバケツといった障害物を置いている場合は、早めに移動させましょう。
また、落ち葉やゴミなどがある場合も掃除し、室外機の周辺をきれいな状態に保ってください。
天井埋め込み式エアコンの寿命サインとは?

ここからは、天井埋め込み式エアコンの寿命が近づいているサインについて解説します。
これらのサインが見られる場合は、専門業者に相談したうえで、買い替えを視野に入れましょう。
冷暖房が効かない
設定温度に達するまでに極端に時間がかかる、または全く温度が変わらない場合は、エアコンの寿命が近づいている可能性があります。
具体的には、夏場に30分運転しても設定温度より3〜5度高い、冬場に設定温度へ達するまでに20~30分かかるといった症状が挙げられます。
このような症状の原因としては、コンプレッサーや熱交換器の劣化、モーターの磨耗など、パーツの経年劣化が考えられるでしょう。
そのほか、温度の上げ下げに必要な冷媒ガスの漏れが関係している場合もあるので、まずは業者に点検を依頼してください。
異音・悪臭が改善されない
運転中にキーンという金属的な摩擦音や、キシキシ・ガタガタといった異常な音がする場合は、エアコンの寿命が近づいている可能性があります。
多くの場合はパーツの劣化が原因ですが、パーツが緩んでいるだけの可能性も考えられるので、一度業者に見てもらいましょう。
また、焦げ臭いニオイが継続的に発生する場合は、パーツの劣化や電気系統のトラブルの可能性があります。
最悪の場合は発火の恐れもあるので、早めに運転を停止し、業者に原因を調べてもらってください。
天井埋め込み式エアコンのメリット

ここからは、天井埋め込み式エアコンの導入を考えている人に向けて、メリットを解説します。
購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
インテリアを邪魔せずすっきり設置できる
天井埋め込み式エアコンの大きなメリットは、インテリアを邪魔せず設置できる点です。
オフィスやホテルなどで採用されるイメージがありますが、近年は一般家庭でもインテリアの質を高めるために取り入れられています。
そのほか、窓やカーテンに接触するといった理由で、壁掛けエアコンの設置スペースが確保できない住宅にも選択肢になるでしょう。
冷暖房効率に優れている
天井埋め込み式エアコンは天井から均一に空気を吹き出すため、部屋全体の温度ムラを抑えられます。
加えて、吹き出し口の位置が高いため、冷風や温風を効率的に循環させやすいメリットも。
最新のモデルでは、センサーにより部屋の温度を細かく検知し、最適な風向きと風量を自動調整する機能を搭載しているものもあります。
天井埋め込み式エアコンのデメリット

天井埋め込み式には優れた特長がある一方で、注意すべき点もあります。
以下のデメリットも確認したうえで、設置を検討しましょう。
本体価格・設置費用が高額
天井埋め込み式エアコンのデメリットとして、壁掛け式エアコンに比べて本体価格や設置費用が高額な点が挙げられます。
具体的には、家庭用のもので本体価格が15〜35万円程度、設置工事費は10万円程度です。
天井への埋め込み工事には、専門的な建築技術と電気工事が必要なため、初期費用はどうしても高額になります。
また、古いエアコンの取り外しも依頼する場合や、配管の延長が必要な場合は、さらに料金がかかります。
あとから高額な追加料金を請求されてトラブルになる事例もあるので、工事内容を丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。
クリーニング費用も高い傾向に
天井埋め込み式エアコンは、壁掛け式エアコンに比べて分解作業の難度が高いため、クリーニング費用も高くなる傾向があります。
壁掛け式エアコンのクリーニング費用相場は15,000円程度ですが、天井埋め込み式の場合は30,000~40,000円程度かかるのが一般的です。
壁掛け式と同様に年1〜2回の定期的なクリーニングが推奨されているので、長期的なコストを考慮して設置を検討しましょう。
業者により料金は異なるので、少しでも料金を抑えたい人は複数社に見積もりを取り、料金を比較してください。
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